学習障害

場面緘黙

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場面緘黙とは

家では普通にしゃべれるのに、学校などでは言葉が出ない症状です。

要因

知らない人や場所、安心できない状況にあると、極度のストレスから不安になって言葉が出ません。

一般的な療法

できることから少しずつできるようにする、スモールステップアップで声を出すきっかけをつくります。目標はしゃべれるようになることです。

個人的見解

言葉を発することが目標になると、そのこと自体がプレッシャーになって余計声が出なくなるのではないでしょうか。

他の学習障害でも同じなのですが、子供のできないことを周りができるようにさせるのが支援と思って関わると、その目標自体がプレッシャーになって、周りも疲れてストレスになってという負のスパイラルに入ってしまいます。

声が出なくても文字で伝えられたらそれでいいのではないでしょうか?今はスマホもあるのでメールやLINEでコミュニケーションとれます。ネットのない頃は会話のコミュニケーションができないと仕事に就けなかったかも知れませんが、現代はいろいろな仕事に就くことが可能です。できないことを克服するのも大切ですが、それより得意な事を伸ばして極めて行く方が、将来の職業としては有利な時代です。

場面緘黙について考えると、不安というのが大きな要素のようです。
人は何故不安になるのか?生物学的に考えれば、不安は身の危険を感じて構えている状態です。弱い動物が周りの危険を感じて身を守ろうとするときどうするか?戦う自信が無ければ気づかれないように気配を消します。言葉が出ないで固まってるというのは、正に気配を消そうとしている行動ではないでしょうか?それを無理して声を出せというのは、敵の前に姿を現すぐらい勇気がいる事ではないでしょうか?

ではどうするかというと、子供が何かで信をつけるのが大切です。
何かに詳しくなって思わず人に教えたいと思うぐらい極めて、話をするきっかけをつくってみましょう。
身を守る不安な気持ちより、楽しくて何か伝えたいという思いの方が強くなった時に、思わずしゃべってしまったという状況をつくる方が良いと思います。
不安を克服する強い心より、不安を忘れるぐらい楽しい心を育てた方が健全です。

子供が自信をつけるのは、親から褒められたり認められることが重要です。
できないことを指摘し続けると、子供自身が自分はできない子なのだと思ってしまいます。
褒めて自信がつくと、子供も自分はこれでいいのだと自己肯定感が高くなります。
全ては子供の自己肯定感を高めることがスタートです。

 

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